日本株、マネーの受け皿――株、年末に向け一段高も、市場関係者、原油価格の動向注視。

市場関係者に年末までの相場見通しを聞いた。一段の円安に支えられた株高を見込む声が多いが、原油価格の上昇には注意が必要だ。
世界経済の最大の懸案、米中貿易戦争については「金額や品目が明らかになり、いったん悪材料を消化した」(三井住友アセットマネジメントの平川康彦氏)格好。1日には北米自由貿易協定(NAFTA)の合意も伝わり、最悪のシナリオが避けられたとの見方も年末株高論を支えている。
SMBC日興証券の圷正嗣氏は「買い戻しが進むにつれ日本株の『持たざるリスク』が意識され一段の買いを招く」とみて、年末にかけ日経平均株価が2万5000円まで上昇すると予想する。
外国為替市場では1ドル=115円程度の円安が視野に入り始めた。「日米金利差拡大を材料視した円売り・ドル買いが続く」(あおぞら銀行の諸我晃氏)ためだ。企業は業績予想の前提となる想定為替レートを1ドル=105円程度と保守的に見ており、現行水準なら利益上振れ要因となる。
一方、原油市場でも先高観が強く、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物で1バレル80ドルを見込む声もある。上昇が続けば原材料高を通じて企業収益の頭を抑えかねない。

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