株式明日の戦略 下値不安払しょくで地合い好転か

16日の日経平均は7日ぶり大幅反発。売り先行で22000円を割り込む場面もあったが、すぐに切り返してプラス転換。その後は上げ幅を広げる展開となった。後場に入っても崩れる動きは見られず、買いが買いを呼ぶ展開。上げ幅を300円超に広げ、高値圏で終えた。東証1部の売買代金は概算で3兆0800億円。業種別ではその他製品、ガラス・土石、情報・通信などが強く、鉱業、金属製品、石油・石炭など市況関連セクターが軟調となった。任天堂が後場一段高となり4%近い大幅上昇。反面、決算後の戻りが25日線に跳ね返されたLIFULLが大幅安となった。

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1518/値下がり438と買いが優勢。きのうゲームの不具合に絡んでストップ安となったアカツキが会社からのリリースを材料にストップ高まで買われる展開。配当実施を発表したKLabが急伸するなどゲーム株に買いが入った。増配発表の串カツ田中や証券会社が投資判断を引き上げたTBSHDが大幅高。東証1部への指定替えを発表した井村屋Gやロードスターはストップ高まで買われた。一方、SUMCOが利益確定売りに押されて軟調な展開。原油安警戒から国際帝石が売られた。きのう初値形成後の動きが弱かったCSランバーは見切り売りが優勢となり大幅安となった。

日経平均は大幅高。きょうは海外要因からは買う材料が全くなかったため、テクニカル要因が強い買い材料になったものと思われる。日足では、きれいに25日線まで調整を入れて切り返す格好となった。連敗記録がストップした上に、後場安どころか後場一段高。場中には5日線(22364円)を上回る場面もあり、下値不安はかなり払しょくされた。直近の6日続落はスピード調整であったとの見方を強める動き。この先は悪材料が出て売られる場面があっても、下では押し目買いが入り、下げづらくなる地合いが想定される。

ここから先は22000円より上で下値を固める展開を予想するが、きょうの大幅高で週間上昇の可能性も出てきた。先週は木曜以降に失速したものの、前半が強かったため、週間ではプラスを確保して9週続伸となっている。先週末の終値は22681円(11/10)でハードルは高いが、欧米株の上昇など外部環境の後押しがあれば届かない水準ではない。もし週間上昇となれば、10月相場のような強いラリーが再び見られると予想する。またその場合は、値がさ株を中心に、大型株がもう一段買われる展開になると考える。そこまで強い動きとならなかった場合でも、まだしばらくは指数主導の上げ下げが続きそうであることから、大型株の相対優位が続くと予想する。

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