メガドライブ2が贈る、心地よいエンターテインメント

メガドライブ2が贈る、心地よいエンターテインメント

1988年に、世界で最初に登場したのがメガドライブでした。当初は「ビジュアルショック、スピードショック、サウンドショック」というキャッチフレーズで、いとうせいこうが起用され、後には高橋由美子も登場しました。この16ビットの時代における先駆者は、任天堂のファミリーコンピュータとNEC-HEのPCエンジンであり、後には任天堂のスーパーファミコンとも競合することになりました。

1990年にはメガドライブの出荷台数がピークに達し、年間70万台を記録しましたが、この時点でのハード出荷数は、ファミコンが136万台、PCエンジンが127万台、スーパーファミコンが66万台と、激しい競争が続いていました。

北米市場では、1991年に『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』がメガドライブの普及を促進しましたが、日本市場では大きな成功を収めることはありませんでした。その結果、メガドライブの出荷台数は前年と同じ70万台にとどまりました。累計出荷数を見ると、スーパーファミコンが1,717万台、PCエンジンが392万台、メガドライブが358万台となりました。

1992年の『週刊ファミ通』による市場調査によれば、各ハードのシェアはスーパーファミコンが55.9%、PCエンジンが24.7%、メガドライブが19.4%となっていました。同誌では、RPGタイトルの不足がメガドライブが苦戦した理由として挙げています。

メガドライブはライバル機種に完全に勝ることはありませんでしたが、国内市場で初めて100万台以上を出荷し、セガの家庭用ゲーム機では「セガサターン」に次ぐ出荷台数を達成しました。

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